株式分割とは?|投資家にとってのメリット・デメリット

JUN’S カブログへようこそ。
よく耳にする 株式分割 という言葉。
「株式分割って何?」
「株式分割をすると何が変わるの?」
「配当が増えるって聞いたことがあるけど..」
「投資家にとって何か影響あるの?」
実はよくわからない という人も多いのではないでしょうか。
今日 Twitter で出題した問題の正解率も40%台と低かったです。
(毎日 Twitter で株式クイズを出題中 フォローしてね♪)
今日はそんな株初心者向けに 株式分割 についてまとめてみました。
(株初心者向けに出来るだけ簡単に書いてあるので、不足している情報があることを予めご了承ください。)
内容
株式分割とは?
なぜ企業は株式分割を行うのか
投資家にとってのメリット・デメリット
株式分割の事例
株式分割とは?
資本金を変えないで1株を細かく分割すること。株式会社が発行する株式の流通量を増加させたいときなどに利用される
Wikipediaより
決められた割合に株式を分けることを株式分割といいます。
例えば、株価1,000円の株を100株保有しており、1:2の割合で株式分割が行われた場合、保有している株は100株から200株に増えることになります。
ただし、株価1,000円×100株=100,000円だったものが、株価1,000円×200株=200,000円になるわけではありません。
株の数を「分割」するだけなので、全体の価値は変わりません。
つまり、1株から2株に分割した場合、株価1,000円→500円となるのです。
先ほどの例だと、
株価1,000円×100株=100,000円
↓
株価 500円×200株=100,000円となり全体の価値は変わりません。
では、なぜ企業は株式分割を行うのでしょうか?
なぜ企業は株式分割を行うのか
・流通量を増やすため
・上場審査の基準を満たすため
大きくはこの2つの理由があります。
株式分割をすると株単価が下がります。
株価が高いと個人投資家はなかなか買えません。
人気の(株)オリエンタルランド (4661)の株価は2020年3月18日現在で14,170円です。
この株を買おうと思ったら、最低140万円以上必要になるわけです。
100万円以上もする株はなかなか買えないですよね。
例えば、1株20,000円の株が1:10の割合で株式分割を行えば、1株2,000円となり、多くの投資家にとって買いやすくなりますよね。
買いやすくなれば、今まで以上に多くの投資家に買ってもらうことができるので流通量(流動性)が増えます。
また、100株持っていた投資家が分割により200株になり「100株売ろうかな?」と、売りやすくなることも流通量が増える理由のひとつです。
もうひとつの理由が上場審査の基準を満たすため。
各市場には株主数や時価総額の上場基準があるため、株式分割が行われることもあります。
投資家にとってのメリット・デメリット
メリット
・株が買いやすくなる
・配当金が増える
・株主優待が安く貰えるようになる
・保有株数が増えるので売りやすくなる
私たち投資家にとって株が買いやすくなることは大きなメリットのひとつです。
また、現株主の場合、1株当たりの配当金が据え置きなら実質配当が増えることになります。
株主優待は保有株数に応じて貰うことができるもの。
なので、株価が下がれば株主優待が安く貰うことができますよね。
先ほども出てきましたが、100株持っていた投資家が分割により200株になり「100株売ろうかな?」と、売りやすくなることも投資家のメリットのひとつです。
デメリット
・株価が乱高下しやすくなる
次にデメリットですが、実はあまりありません。
強いて言うなら、株式分割により買いや売りが入りいやすくなり株価が想像以上に上げたり、下げたりすることがあるので注意が必要です。
ただし、配当や優待目的で保有している方にとってはあまりデメリットにはなりません。
株式分割の事例
2019年8月31日に1:10の割合で株式分割を行いました。
当時、約18,000円だった株価は10分の1の約1,800円になり、投資家にとって非常に買いやすい株価になりました。
ちなみに、一時2,654円の高値をつけた良品計画の株価は現在1,000円を割り込んでいます。
買い時かも?
まとめ
いかがだったでしょうか? 意外と簡単ですよね。
以下まとめです。
株式分割とは決められた割合に株式を分けること
流通量を増やすことが目的
投資家にとってはメリットが多い